元消防士が資産8億円・年間配当2000万円!「ほったらかし高配当株投資」の秘密とは?

「株で資産を増やしたいけれど、毎日のように株価をチェックするのは大変……」

そんな人にとって、非常に興味深い投資法があります。

それが、**高配当株と株主優待株を中心に、購入した株を長期保有する「ほったらかし投資」**です。

今回取り上げるのは、投資系YouTubeチャンネル「聞いてわかる投資本チャンネル」で紹介された、投資家・かんち氏の投資手法です。

かんち氏は元消防士の公務員で、49歳のときに早期退職。その後、株式投資による配当金や株主優待を活用しながら生活している投資家です。

著書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』では、その投資手法が詳しく紹介されています。ダイヤモンド社によると、かんち氏は投資歴40年以上で、長期保有を基本とした高配当株投資を実践しています。

この記事では、この投資法の考え方を初心者にも分かりやすく解説します。
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かんち氏とはどんな投資家なのか?

かんち氏は、三重県在住の専業投資家です。

もともとは消防士として働いていましたが、株式投資によって資産を築き、49歳で早期退職。

その後は、株式から得られる配当金や株主優待を生活に活用するスタイルを実践しています。

ダイヤモンド社の書籍紹介によると、かんち氏は投資歴40年以上、約600銘柄を保有する投資家として紹介されています。

さらに、年間配当金は2000万円を超える水準とされています。

もちろん、これは長年の投資経験と大きな運用資産があってこそ可能になる数字です。

ここで重要なのは、

「誰でもすぐに年間2000万円の配当金を得られる」

という話ではありません。

むしろ私たちが注目したいのは、

「どうすれば長期的に配当金を生み出す資産を作れるのか?」

という投資の考え方です。

高配当株投資とは?

高配当株投資とは、企業から支払われる「配当金」を重視して株式を保有する投資方法です。

株式投資では、株価が上昇することで利益を得る方法だけではありません。

企業が利益の一部を株主に還元することで、配当金を受け取ることができます。

例えば、100万円を投資して年間配当利回りが4%だった場合、単純計算では年間4万円の配当金です。

さらに投資資金を増やしていけば、

100万円 → 年4万円

500万円 → 年20万円

1,000万円 → 年40万円

3,000万円 → 年120万円

というように、配当金という「お金を生み出す資産」を大きくしていくことができます。

※実際の配当金額は企業の業績や配当方針によって変動します。また税金なども考慮する必要があります。

かんち流・高配当株を探す5つのステップ

今回の投資法で特に興味深いのが、高配当だからという理由だけで株を買わないという点です。

書籍では、高配当株を探すための5つのステップが紹介されています。

STEP1:配当利回り3.5%以上の銘柄を抽出

まずは配当利回りを基準として候補銘柄を絞ります。

ただし、ここで注意したいのが、

「配当利回りが高ければ高いほど良い」というわけではない

ということです。

株価が大きく下落した結果、見かけ上の配当利回りが高くなっているケースもあります。

そのため、配当利回りだけで判断するのは危険です。

STEP2:増収・増益・増配の銘柄をチェック

次に重要になるのが企業の業績です。

売上高が伸びているのか。

利益が伸びているのか。

そして、配当金を増やしているのか。

高配当株投資では、

「現在の配当金」だけではなく、「将来も配当を出し続けられる企業なのか」

を見ることが重要になります。

STEP3:割高な銘柄を除外する

次に株価が割高になっていないかを確認します。

書籍では、PERとPBRを使った基準も紹介されています。

PERは「株価収益率」。

PBRは「株価純資産倍率」です。

これらを確認することで、

「業績に対して株価が高すぎないか?」

を考える材料にできます。

ただし、PERやPBRだけで株価の適正価格を判断することはできません。

業種によって水準は異なるため、同業他社や過去の水準と比較することも重要です。

STEP4:一時的に株価が上がっている銘柄を除外

株価が上昇しているからといって、企業そのものの価値が大きく成長したとは限りません。

一時的な材料によって株価が上昇している可能性もあります。

そのため、

「なぜ株価が上がっているのか?」

を考える必要があります。

企業の業績、利益、配当、事業内容などを確認し、長期的に保有できる企業なのかを判断することが重要です。

STEP5:株価が下がったところで購入する

最後のポイントが、

「良い会社の株を、できるだけ割安な価格で買う」

という考え方です。

どれだけ優良企業であっても、株価が割高なら投資妙味が低くなる可能性があります。

反対に、市場全体が悲観的になっているときには、企業の本質的な価値とは関係なく株価が下がることがあります。

そうした局面を長期投資のチャンスとして考えるわけです。

「買ったらほとんど売らない」という考え方

かんち氏の投資法で特徴的なのが、

「買った株を長期間保有する」

という考え方です。

一般的な株式投資では、

「上がったら売る」

「下がったら損切りする」

という売買を繰り返す人もいます。

一方、長期保有を基本とする投資では、短期的な株価の動きに一喜一憂する必要がありません。

企業の業績や配当が維持される限り、株を保有し続けることで配当金を受け取りながら、企業の成長を待つことができます。

これは精神的な負担を減らすという意味でも、大きなメリットがあります。

株価が下落したときこそチャンス?

株式投資をしていると、必ずと言っていいほど「暴落」や「株価下落」に遭遇します。

多くの投資家は、

「株が下がった……」

と不安になります。

しかし、長期投資家の視点では、株価下落を別の見方で捉えることができます。

それは、

「良い企業の株を安く買えるチャンス」

という考え方です。

もちろん、すべての下落が買い場になるわけではありません。

企業の業績が悪化している場合や、事業そのものに問題が発生している場合には、株価下落が単なる割安化ではなく、企業価値の低下を反映している可能性もあります。

だからこそ、

「株価が下がったから買う」のではなく、「企業価値に対して株価が安くなったから検討する」

という考え方が重要です。

株主優待も長期投資の魅力

高配当株と並んで、かんち氏の投資法で特徴的なのが株主優待です。

株主優待とは、企業が株主に対して商品やサービス、金券などを提供する制度です。

例えば、

  • 食品
  • お米
  • 商品券
  • 飲食店の優待券
  • 自社製品
  • 日用品

など、企業によってさまざまな優待があります。

株主優待を生活費の一部に活用できれば、

「配当金を受け取る」+「生活費を優待で節約する」

という2つのメリットを得られる可能性があります。

ただし、株主優待制度は企業によって内容が変更・廃止されることがあります。

投資する際には、必ず最新の企業情報を確認しましょう。

この投資法をそのまま真似していいのか?

ここは非常に重要です。

答えは、

「そのまま真似するのではなく、考え方を参考にする」

です。

かんち氏が大きな資産を築けた背景には、

  • 長年の投資経験
  • 投資資金
  • 銘柄分散
  • 長期保有
  • 企業分析
  • 市場環境
  • 投資を継続してきた時間

など、さまざまな要素があります。

特に「年間配当2000万円」という数字だけを見て、

「自分も高配当株を買えば2000万円もらえる」

と考えるのは危険です。

配当金は企業の業績や配当政策によって変動します。

また、高配当株にも株価下落リスクがあります。

したがって、投資を始める際には、

「高配当だから買う」ではなく、「この企業に長期的に投資したいと思えるか?」

を考えることが大切です。

初心者が参考にしたい3つのポイント

今回の投資法から、初心者でも参考にできるポイントを3つにまとめます。

1.配当利回りだけで株を選ばない

高配当株を探すとき、最初に配当利回りを見るのは有効です。

しかし、

高配当=安全

ではありません。

企業の業績、財務状況、配当方針なども確認しましょう。

2.短期的な株価に振り回されない

長期投資では、毎日の株価変動よりも、

企業が長期的に利益を生み出せるか

を見ることが重要です。

短期的な値動きではなく、企業そのものを見る習慣を身につけたいところです。

3.自分なりの投資ルールを作る

投資で最も怖いのは、

「なんとなく買う」

ことです。

例えば、

  • 配当利回り
  • 売上高
  • 営業利益
  • EPS
  • PER
  • PBR
  • 自己資本比率
  • 配当実績
  • 配当性向

など、自分なりのチェック項目を決めておくと、感情的な売買を減らせます。

まとめ:大切なのは「高配当株を買うこと」ではない

今回紹介した投資法で最も重要なのは、

「高配当株を買えば儲かる」

という単純な話ではありません。

重要なのは、

「長期的に利益を生み出してくれる企業を選び、適切な価格で購入し、時間を味方につける」

という考え方です。

かんち氏の著書では、高配当株を探すための具体的な5つのステップとして、

  1. 配当利回り3.5%以上の銘柄を抽出
  2. 増収・増益・増配の銘柄に絞る
  3. 割高な銘柄を除外する
  4. 一時的に株価が上昇している銘柄を除外する
  5. 株価が下がったところで購入する

という考え方が紹介されています。

もちろん、これは一つの投資手法であり、すべての投資家に適しているわけではありません。

しかし、

「配当金を生み出してくれる資産を長期間育てる」

という考え方は、株式投資を学ぶうえで非常に参考になるのではないでしょうか。

今回紹介した投資本

『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』

著者:かんち
出版社:ダイヤモンド社
発売:2024年5月
ISBN:9784478119945

本書では、高配当株を探す5つのステップだけでなく、買い・売りのルール、株主優待の活用方法、生活費を株でまかなうための考え方などについても紹介されています。

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